Archive for the ‘BAR’ Category

今年もまた六甲山頂のバーが開店した。

日本最古の「神戸ゴルフ倶楽部」で年2回開かれるバーだ。これは行かねばなるまい。

友人4人と和気あいあい。天気も良し、空気も清澄、言う事なしだ。

本日6月6日はこの倶楽部の創設者グルーム氏の記念日だ。

まずは爽やかにモヒート、グラスを持ってベランダに出る。18番グリーンを見ながら、ウーン美味い!

何しろ18番の愛称は「Doech & Douis・一杯飲んで帰ろう」だからね。

2杯目はジンリッキー…。メンバーが次々と上がってきてバーもにぎやかだ。さて、フェアウェイを渡ってチャンバーに向う。

この建物も年期の入ったなかなかのもの。会食も盛大、楽しい時間が流れる…..。

夕刻が近づき三宮に帰って来た。さて、どこか開いてるかな? まあ、とにかく行こ!

今日の余韻を肴にまた乾杯と行こう。

友人からニューヨーク土産に本をいただいた。「Best Bar of New York」うん、2〜3軒なら知っている。その記憶が懐かしくも

蘇ってきた。マンハッタンの59 West 44th。1902年にオープンした名門アルゴンクィン・ホテル、エスクアイヤーやニューヨー

カー誌の編集者や作家たちが屯しているというオークルームとブルーバーだ。高齢の名物バーテンダー、ホイ・ウォン氏がいる。

彼を友人の切り絵作家、成田一徹氏が絵にしたのだ。ぼくもN.Y.に行く事になり成田氏が絵を届けてほしいと。それが上の絵だ。

ホイさんに手渡すとみんなが集まり、凄い!そっくりだ!おかげで楽しい時を過ごせた。

連日ニューヨークは大雪で、重いコートに傘をさして毎夜飲みに出かけたのだが、915サードアヴェニューにあるP.J.クラークス

も忘れることができない。創業1884年、何とも古めかしいところがいい。肩の雪を払っていたら隣の飲んだくれの婆さんが何か

と話しかける。こちとらは英語は不調法なもので困ったね。でもいい人なんだろう。ニューヨークに住んでいるのか、ここには

よく来るのか、ハンバーガーを食ったのか、二杯目はアイリッシュ・ウィスキーにしろとかね。でも楽しかったよ。外国で飲む

酒は何んだか映画のエトランゼの気分にしてくれる。酔った頭にシナトラのN.Y.N.Y.が流れていたと言いたいのだが、歌詞も忘

れた。ミスター・ホイも引退したと風の噂に聞いた。成田氏とバーのカウンターにもたれ、いつか一緒にニューヨークに行こう

と話してはいるのだが…。

The History and Stories of the Best Bar of New York Written by Jef Klein   photographis by Cary Hazlegrove  TURNER

KGC

神戸ゴルフ倶楽部、六甲山頂にある日本最古のゴルフ場である。1903年、イギリス人貿易書商A.H.グルーム氏によって作られた。

倶楽部ハウスはあのW・M・ヴォーリス設計だ。宮本留吉翁や日本初のプロゴルファー福井覚治氏を輩出している。ヒッコリーの

クラブにガタパチャボール、ツイードジャケットにニッカーボッカーがいまでも似合う倶楽部である。いわば日本のセント・アン

ドリュースと言える。その倶楽部ハウスに普段使われていないバーがあるんだ。

ゴルフ好きのパパ・ヘミングウェイのマスターである福富氏が、ぜひここでシェーカーを振らして欲しい。その要望に応えて年2度

ほどバー開店と相成った訳だ。…それは聞き捨てならぬ。友人の成田氏といそいそと出かけたね。

ケーブルカーを乗り継いで…空気が上手い。標高800mで飲るジントニック、二杯目はモヒートと行くか!グラスを持ってベランダ

に出る。太陽がまぶしい!そりゃ美味いのなんのって…。プレイを終えたメンバーが倶楽部ジャケットに着替え集まってくる。

家族的雰囲気で和気あいあい、今日のプレイに花を咲かせている…。三杯目はスコッチのハイボール。高所で飲むこれが本当のハイ

ボールだ。チクショー!俺が放つショットはな、ビッグボールで球筋はハイボールなんだゾ。見せてやりたいね。イヤイヤ、それは

俗に言う「テンプラ」、ミスショットのことだろ? 皆さんに招かれてフエアウェイを渡り「チェンバー」と呼ばれる別館に移動す

る。これも、素敵な懇談会だった。夕闇が迫る。下界へと降りる車から夜景が一段と輝いて見えた。

さあ、仕上げに三宮でもう一杯どう?

kimura男の顔は履歴書である。という名言があるが、彼の顔こそ、その言葉に相応しい。神戸・三宮にあるサヴォイ・北野坂のマスター、

木村義久氏である。30年前の彼の顔を知っているが、当時は痩せていて眉は凛々しく上がり、鋭い眼をしていた。

ところがどうだ、現在は温厚そのもの、眉は下がり(人生で30度も眉が上下することがあるのだろうか?本人いわく、太ってほっ

ぺたの重みでさがったのですよ)と。客を迎える姿勢、満足を提供するバーのテンダーなんだから当然ですよ。と本人は謙遜するが、

いやいやどうして、人間性があってこそいい笑顔が作れるのだ。「顔は心のモニターである」とは私がふざけて言うのだが(そうい

えば「ため息は心の真実の言葉である」という名言を思い出した)、木村氏の笑顔は最高である。そこで頼み込んで撮させて頂いた

のが上記の写真。さるゴルフのグリーンマーカーのモデルとしてお願いした。「ツキを呼ぶマーカー」本当にそう見えるでしょう。

カクテルは彼が世界トロピカルコンテストでグランプリに輝いた名作「ソルクバーノ・キューバの太陽」だ。いまや全国バージョン

となっている。おまけにコンテストの副賞として海外旅行に行った。そこで奥様に会われたのだから正に人生を変えたカクテルだね。

彼もいまやNBA(日本バーテンダー協会)の重鎮として日夜活躍している。この「笑顔」に会いたくて今夜も飲みにいくのかも知れ

ないね。