Archive for the ‘Foax & Burlesque お笑い’ Category

 

もう春だ。日差しが眩しい。公園の桜もそろそろだ。

我が家のPONTA君、春を待ちかねたようにスケートボードの練習に余念がない。

猫だけにその身軽な事!宙返りも逆立ちも凄技の連続だ。

毎年カルフォルニアで開かれる「世界動物スケートボード大会」を目指しているのだろう。

昨年はブルドッグのHasty君が優勝したそうだ。



光と影、そしてパースペクティブ。不思議な事に日本の伝統絵画にはこの手法が見当たらない。水墨画による山水に遠近法は感じていた

はずだし、また日本画家も花鳥風月には質感や立体感を持っていたはずだ。あの伊藤若冲のリアリズムにも影はない。ところが幕末に西

洋画法が輸入され知った途端、北斎や広重は極端なまでにデイープフォーカスを駆使しまくった。そして光と影の技法は明治期まで無か

ったのだ。この「陰翳礼賛」の繊細な美意識の国が…。…..知らなかったはずはないのだが…どうしてだろう?

まあ、現代は広角レンズや望遠レンズ、3Dからデジタル画像合成まで何でもありだ。

そこで光と影の画家、フェルメールだ。静謐で柔らかい光線は一瞬が凍りついたかのようだ。もの静かではあるが凛とした緊張感があ

り、まるで光と影が絵のために存在している。だから彼はカメラ・オブスクラを使ったのではないかと言われている。オブスクラとは

ラテン語で「暗い部屋」の意味。ピンホールカメラ、すなわち針穴写真機だ。また絵のフォーカスにピンの穴があり、それに糸を張り

パースペクティブを求めたと言われている。…..TVで写真家・篠山紀信が「真珠の耳飾りの少女」の秘密を写真で解き明かすという番組

があった。モデルをオーディションしオランダと日本のハーフのモデルを選び、当時の服装・小道具を用意し、古い洋館の北向きの部屋

で撮影。でも瞳に窓の四角が映り込んだり、この角度では真珠に光は入らないから「これは嘘だ!」の絶叫など結構楽しめた。

そこでぼくもパスティーシュを試みることにした。モデルを雇う訳にも服装を用意する訳にもいかないから、わが娘に頼んだ。「恥ず

かしいわ、遊んどらんと仕事しい」「まあ、そう言わんと….ターバンの代わりにこれ被って」。撮影、ペインターとアクリルカラーと

面相筆で….。安易ですね。恥を知りなさい!でも楽しいですね。フェルメールの贋作者、ハン・フォン・メーヘレンになった気分だ。

彼は何とあのゲーリングに贋作を売ったことでも有名だ。いや、贋作では無く作風を真似たのだ。だから彼の創作じゃないのか?

http://www.mystudios.com/gallery/han/forgeries.html

と、言っても有名な「エマオの晩餐」は緻密じゃないし、あんまりフェルメールには見えない。むしろ下手だ。「楽譜を読む婦人」と

「音楽を奏でる婦人」はあまりにもフェルメールが過ぎる言うか!いやいやどうしての筆力である。

フェルメールの絵には何か安らぎを感じるものがあるんですね。同時代のレンブラントには人間の本質が見え過ぎるから恐いのです。

自画像には老い痴らい零落した自分を冷酷に見つめる自分があるんだ。それをまた見る自分、この客観視が凄いのだが…。

●映画「真珠の耳飾りの少女」2003年イギリス、小説はトレイシー・シュヴァリエ、木下哲夫/訳:白水社、はベストセラーになった。

また「ヒヤシンスブルーの少女」スーザン・ヴリーランド/長野きみよ/訳:早川書房。そうそう「ターバンを巻いた娘」マルタ・モラ

ッツォーニ/千種堅/訳:文藝春秋、これが秀逸なのだ。イタリアの女流作家の短篇集なのだが、芳醇でミステリーが絵画的で女性作家

らしい微かな不安と心理、そして微妙な味わいがある。お話はデンマークの貴族にあるオランダ商人が小さな絵を売る。時は過ぎ貴族は

亡くなりその娘から手紙が来る。「….少女が振り向いた顔を見せ、頭はターバンで、耳に真珠をつけております」。お洒落なオチですね。

 


さる昔、倫敦・トッテナムコートの寂れた骨董屋でこの絵を見つけた。埃を拭ってみると端正な男の肖像ではないか。どこかで見た事

がある顔だ。そう、あの世界初の諮問探偵シャーロック・ホームズではないか。嬉しくなって因業な親父と交渉、値切に値切って手に

入れた。どうせ偽物だろうサ、そうに決まっている。….イコノロジーなどと大袈裟なものではないが学者の友人にも頼み分析を試みた。

まずキャンバスと木枠、ともに相当古く一世紀は経っているだろう。炭素C14による年代測定では1899年誤差5年と出た。また絵具によ

る時代測定も当時の顔料であると分析された…..。ということは100年前の材料を見つけてきて現代に描いたものだろうか。いや本当に

当時に描かれたものか?….謎は深まるばかりだ。まず、この肖像画の男はあまりにも聖典通りである。秀でた額、鷲鼻、尖った顎、長

い指、パイプ、微かに左隅にはストラディバリらしきものも見えるではないか! 当時は肖像画の時代だ。何かの記念に描いたもので

はないか? もしかしたらホームズがレジオン・ドヌール勲章を受章した時か、それとも1900年サーの称号云々の時か。ホームズが辞

退し絵だけが残った? 絵から読み解けば年齢から見て40代の顔である。恐らくライヘンバッハの滝から3年の時を失踪、その帰還後だ

ろう。なぜなら思索に耽る時に両手を合わせるのは、彼がチベットのラサでダライ・ラマと親しく会話してからその癖がついたという。

それでは肝腎の画家は誰か?出版代理人の父親?またリチャード・ドイルとは明らかに世界が違う。それではシドニー・パジェットか?

彼なら描いただろう、しかしタッチが違うし油絵を描いた記録もない。それとも当時の無名の肖像画家か? いやワトスンか? …彼に

は文学的才能はあるが芸術的センスはないし、まして絵筆を握るなんて….。不可能なことを排除していけば、そこに残ったものが、どん

なに信じ られないようなことでも、真実なのだ。….. 推理と熟考の末、ホームズ本人が描いた自画像であろうとの結論に至った。

そのためには決定的な証拠が欲しい。X線による鑑定、そして汚れを丹念に落としてみれば何と署名が出て来たではないか。

S.Hoaksとある。ははーん、これこそ彼のやりそうなことだ。ホームズに発音が似ているしHoaksは、Hoax(でっち上げ)である。

ホームズは芸術家ヴァルネの血を引き画才もある。ヴァイオリンも巧みに演奏する。だが一抹の疑問がある。どことなく現代のホームズ

役者ジェレミー・ブレットに似ている気がしないでもない。いやいやそれは反対、彼はホームズに似せてメーキャップと役作りをしたの

だから似るのは当たり前だろう。まあ、贋作云々を論議してもはじまらないが……。とにかくFoaxを楽しむことに尽きるのだよ。

ホームズから電報が届いた。彼とは「最後の挨拶」以来会っていない。私はホームズと再会できる喜びにサセックスに赴いた。

ホームズはテーブルの上の古びた頭蓋骨を観察していた。「どうしたんだい?その頭蓋事は」。…「いや、鑑定を依頼されたのだ。

最近この近くのピルトダウンで発掘されたものだ。君はどう見るかね」。…「まさか君のじゃあるまいね?モーティーマ医師が昔

ホームズの頭蓋骨を欲しがっていたからね。……相当古いものだが明らかにネアンデルタールではない。眼窟上隆起が少ないし現

代人に近いね。でも下顎骨と合わないね」。…「お見事ワトスン!ぼくも同意見だ。頭蓋冠はホモサピエンスの明らかな特徴を示

しているが、この顎と接合部が不自然だし犬歯や歯並びも奇妙だ。よってこの下顎骨は類人猿のものと推定される。恐らく偽物だ!

しかし何故こんなものを埋めたのか?その動機と人間を推理する方に興味を惹かれるね」。…「疑わしい人もいるんだろ?」。

…「まず発見者が疑われるだろう。弁護士でありアマチュアの考古学者でもあったチャールズ・ドーソンだ。ドーソンは大映博物館

古生物学者ウッドワードのところへ持ち込んだ。そして彼らは再調査し、さらに2本の臼歯のついた下顎骨を発見した。これこそが

ミッシング・リンクである猿人であり、イギリス人の祖先として相応しい大きな頭脳を持っていた!とね。話はここから喧々諤々の

大論争となるのだ。本物だ、いや疑わしい…….。捏造なら犯人が誰か?また何が動機なのか?捏造するには地質学、古生物学、解剖

学の専門的知識が必要だ。疑われしい学者は大勢いるが、ぼくの推理は違う」。…「ぜひ聞きたいね」。…「まず動機だ。一つは大英

帝国が人類学的にも進化学的にも優れているというこの時代風潮と愛国心だね。そして自分が信じることへの批判、これを逆に嘲笑

したいという欲望、つまり愉快犯だ」。…「ホームズ、ぼくには分からないな」。…「ほら君もよく知っているぼくの親戚でもあるチ

ャレンジャー教授だ。彼は「ロスト・ワールド」を探検し、未発表の「人類の起源」論文もある。その出版代理人であるA.C.ドイル卿

には動機があるね。驚くのは無理もないが彼はピルトダウンの近くに住んでいるし、その知識もある。そして自ら信じる進化学や妖精

の存在、降霊術を批判する世間に対する増悪であり嘲笑なのだ」。「彼は医者でもあるし学会の推理力にも挑戦したのだろう。しかし、

結論は急がない方がよいね。将来新しい年代測定方やデータが揃ったときに「完全な偽物」と断定できるだろう。いまぼくの推理を発

表すると学会には冷たい東風になるだろうよ。夢を壊しちゃいけないよ。まだ聖書を信じ進化論は受け入れ難い人々が多いからね。そ

れは常識を混乱させ大英帝国の威信を損なうことになりかねないからだよ」。…..「まあ、概して事件の外見が奇怪に見えれば見えるほ

どその本質は単純なものだ。それを学ぶべきだね。真実への近道なんてあり得ないのだよ。ぼくが発表するより後世に期待しようよ」。

★ 1950年、フッ素法により検査が行なわれ骨が1,500年以内のもので捏造品であると結論された。1953年にはオックスフォード大学の

研究者らによる、より精密な年代測定と調査・分析が行われ、その結果、下顎骨はオランウータンのものであり、臼歯の咬面は人類の

それに似せて整形されていた証拠、古く見えるよう薬品で石器などとともに着色されていた事実、獣骨は他の地域のものである事なの

である。詳しくは「ピルトダウン」F.スペンサー著 山口敏/訳:みすず書房(1996)…犯人は誰か?興味津々読み応えある本だ。

★ 2000年、日本で旧石器捏造事件があった。東北旧石器文化研究所の副理事長が、30年近くに渡って縄文時代の石器を3万年以上前の

地層に埋め、それを掘り出して日本の前期旧石器時代の存在を創作し続けていたのである。彼は「神の手」と呼ばれていた。ピルトダウ

ン人事件に相通じるところがある。

★ 西洋絵画にはヴァニタスという寓意的静物画のジャンルがある。「人生の空しさの寓意」を表す頭蓋骨を置き人間の死すべき定めを

暗示し、虚栄のはかなさを喚起させる。頭蓋骨は黙して語らない。

★モーツアルトの頭蓋骨というのもある。DNA鑑定の結果、偽物であると判定された。(ネットに写真がありますよ。検索してみて)

★マッシモ・ボンテンペルリの「頭蓋骨に描かれた絵」奇妙な味の短編である。

★ 落語に「頼朝公御十四歳のみぎりの髑髏」というのがある。大頭として有名な源頼朝の頭蓋骨だといって売ろうする男に、客がそれに

しては小さいではないかというと、「十四歳のみぎりのしゃれこうべ」とね。

まあ、見て下さい。名前はPonta。

もらってきた時は白く小さな普通の子猫だった。

ところがトンでもなく餌を食べる。キャットフードの袋なんか1日で無くなるのだ。

調べてみたらジャイアント・ノルウェージャン・フォレスト・キャットの変種だそうだ。

どうもスノー・レパードの血が混ざっているのかもしれぬ。極めておとなしく甘えん坊だが、ご近所のシェパードや

ドーベルマンをネズミ代わりに襲おうとするので外出禁止だ。とにかく、もう!持ち上げるのも一苦労だ。

いやー、楽しいの何のって。さるメーリングリスト上で「6本脚」のニワトリが話題になっている。こんな面白い話題は久々だ。

ぼくだって黙っていられない。血が騒ぐのですよ。河童の木乃伊、鬼の爪、人魚の木乃伊、肉付の面、火星の人面岩……。

あるわあるわ、海外ではロンギヌスの槍、ユニコーン、聖遺物、もちろん失われたアークも、雪男の頭皮やネッシー、アダムス

キーの宇宙船、もうたまりませんね。…こんなニワトリはやはりキメラ(Chimera)なんでしょうね。

たかが6本脚が何だ!ぼくは14脚のニワトリを飼っているんだ。これで驚かないのだったら千手観音ならぬ千脚鶏も知っているのだ。

どうやって歩くの?なーにナチスの行進ね。あれ「アヒル足行進」って言うし、中国や北朝鮮の軍事パレードをYou Tubeで見て、

凄いシンクロしていて、CGじゃないの?って思ってしまう。この鶏は右、左って見事にシンクロして歩くんだ。

そういえば太閤秀吉は指が1本多かったというし、ルドルフ二世は不思議物のコレクターであったし、シーザーは馬の蹄がもう一つ

横についている馬を珍重した。…..お遊びで言うのはいいけれど、信じる人もいるから気をつけたいものだ。

しかしだ、このバイオテクノロジーの時代には、急速に成長する肉豚、クローン、豚に人間の臓器を作らせたり、気味の悪い話が

現実になりつつある。脚がたくさんある鶏ならもも肉の生産性が上がるしね。いっそのことips細胞から脚だけの鶏を作ったりして。

だから本当のような気がして来て「一種のカルト」みたいなものにハマるのですね。あのシャーロック・ホームズの原作者コナン・

ドイルだって妖精写真や降霊術を信じていた。ぼくは疑似科学には笑ってしまうから好きなんだ、何が動物磁気だ!ホメオパシーだ!

奇術師のジェームス・ランディは「科学的に実証できる超能力を持つ者に、100万ドルを進呈する」と、超能力者の挑戦を募っている。

いまだに誰も挑戦していないから、ヒーラーたちどんどん挑戦すればいいのに。100万ドルだよ!

…ぼくの多脚鳥はフォトショップというお店で買ったんだ。そうそう「秘密の動物史」って本知ってる?これは素敵だよ。

脚のある蛇のX線写真や、頭に鹿の角をつけた兎や不思議な動物がいっぱい。

不可思議でミステリー好きならこのサイトを見て。けっこう楽しめます。

http://www.nazoo.org/phenomena/phenomena_top.htm

河童の木乃伊はこちらです。

http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7651/uma/04.html

ぼくも不思議にまつわるのをアップしています。「火星の人面岩」とか「トンデモ・疑似科学についてとか」。

http://kenproduction.jp/blog/category/おもしろkid/

祖父の遺品を整理していたら妙なものが出て来た。確か明治の末に赤ゲットであったとは聞いてはいたが…。

こんな日乗の切れ端がついていた。…..明治四十一年、四月朔日、吾、欧羅巴洋行より帰邦し折り、喜望峰を超え阿弗利加

まだがすかるの小諸島にて石炭積み込みのため停泊。暑気殊の外強くあまりの無聊さに慰みとして腕に憶えある夜釣りと相

成った。糸を垂れる事数刻、凄まじき引きに甲板より引き込まれそうになった。激闘数刻、汗淋漓と流れ、精も根も尽き果

てやうとした頃やうやくにして巨魚を釣り上げた。その容貌怪異にして怪しき燐光を放ち足るが如し。はて何という怪物な

らんと土人に聞くや、ごんべっさ、権兵衛佐と騒ぐ。昔より神の使わしたる魔魚にて凶事あるとて海に還せとしきりに言う。

この奇っくわいなる魚、刺身にして食うべきにもあらず魚拓を撮りて海へと還した。

船長のあいざっく・うぉるとんjr.が言うに、これ、すこっとらんど、ろっほ・ねすなる湖に古き伝説あり、その仲間なるら

んと。それにしても大洋は不思議ではある….

このように日記には書いてあるが祖父は明治の男ゆえ気宇壮大、話も大袈裟であったと聞く。

まあ、信じるか信じないかは勝手だが。